世界の複数性について
デイヴィッド・ルイス / 本
世界の複数性について本無料ダウンロード - デイヴィッド・ルイスによる世界の複数性については名古屋大学出版会 (2016/8/22)によって公開されました。 これには352ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、1人の読者から3.7の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
世界の複数性について の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、世界の複数性についての詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル
世界の複数性について
作者
デイヴィッド・ルイス
ISBN-10
4815808465
発売日
2016/8/22
カテゴリー
本
ファイル名
ファイルサイズ
23.18 (現在のサーバー速度は24.02 Mbpsです
世界の複数性について本無料ダウンロード - 内容紹介 われわれの住むこの世界とは異なる、可能世界は実在するのか? この上なく大胆な枠組みを、明晰かつ説得力ある語り口で展開。可能性や必然性などをまったく新たな形でとらえ直すことで、世界のあり方をかつてない仕方で問いかけ、知的転回をもたらした衝撃作、待望の邦訳。 【書評】 ・『みすず』 (第656号、2017年1・2月合併号、評者:佐々木力氏) ・『図書新聞』(第3286号、2017年1月14日、評者:吉満昭宏氏) “コスモスは再び崩壊するか? タラレバ文という日常的な現象に端を発して、世界全体を丸ごと説明する形而上学的転回の書" ・『週刊読書人』(第3169号、2016年12月16日、「冬夜読書 2016年の収穫」、評者:上村忠男氏) ・『週刊読書人』(第3161号、2016年10月21日、評者:秋葉剛史氏) “洗練された論証とアイディアの宝庫 現代分析哲学の中心著作、待望の邦訳" 内容(「BOOK」データベースより) 現代哲学の金字塔。われわれの住むこの世界とは異なる、可能世界は実在するのか―この上なく大胆な枠組みを、明晰かつ説得力ある語り口で展開。世界のあり方を新たに問いかけ、知的転回をもたらした衝撃作、ついに邦訳。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 出口/康夫 1962年生まれ。名古屋工業大学専任講師などを経て、京都大学大学院文学研究科教授 佐金/武 1978年生まれ。大阪市立大学大学院文学研究科講師 小山/虎 1973年生まれ。大阪大学大学院基礎工学研究科特任助教 海田/大輔 1970年生まれ。京都大学大学院文学研究科講師 山口/尚 1978年生まれ。京都大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
世界の複数性についてを読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
世界は複数存在するという著者のアスペクト(様相)存在論に対しては、近年、思弁的実在論(新存在論、新唯物論)が異議申し立てをしている。すなわち、「世界は存在しない」である。著者の主張(テーゼ)を整理すると①世界は「様相(アスペクト)」として複数存在する。②時空を越えた宇宙までを含む物理的世界が根底に存在し、それを「様相(アスペクト)」として語るのが、著者にとっての哲学である。③「様相(アスペクト)」は、観察者の視点(主観)と対象(物理的世界)を必要とする。とりわけ、物理的世界が観察者にどのような「様相(アスペクト)」を呈示するのかという観点が決定的である。④しかし、著者が言うように、観察者がそれぞれの視点で捉えた物理的世界の「様相(アスペクト)」を「世界」と見なして良いのであろうか?それは観察者が捉えた物理的世界の一断面、一様相に過ぎないものであり、単なる「主観的世界」に過ぎないのでないか?著者の立場からすれば、観察者は物理的世界全体を捉えることは出来ない。だから「(物理的)世界は存在しない」と言うべきなのではないか?⑤このように考えると、新実在論に軍配が上がる。「世界は存在しない」が、主観的世界のみが存在すると。しかし、新実在論も、物理的世界全体の存在を否定することは出来ない。世界全体を知ることは出来ないと考えるのである。だとすれば、新実在論と著者の複数世界存在論はある意味同一の論点を主張する。両者の違いは物理的世界全体を「世界」として認めるか否かの違いである。本書は参考になる論点が満載だ。お勧めの一冊だ。
0コメント