日本凶悪犯罪大全SPECIAL

日本凶悪犯罪大全SPECIAL の詳細

１９１５年～２０１１年までの、殺人がほとんどの１８５件の事件と、白黒で５９人の犯人の顔写真が載っています。１事件につき１ページ～２ページで、４分の３ページは２ページにわたっています。犯人の名前は実名で、被害者名と未成年の犯罪者名はローマ字１文字で、事件の発生から事件の過程、逮捕、判決、その後、又は服役後、犯人の生い立ち、事件のポイントなどが書かれていて、どんな人間が、どんな理由で、どんな犯罪行為をしたのか、どんな行動をしたのかがわかります。ただ、その行為を１つ１つ具体的には説明していないし、犯人の心理描写も少ないので、どんな想いで犯罪行為をしたのか、どんな様子で、どんな風に残虐行為が行われたのかが、全て分かるわけではありません。また、生い立ちや経歴などの説明がなく、どんな人間がやったのかわからない事件もあります。あと、未解決事件は載っていますが、育児放棄などによる間接的な殺人は載っていません。犯人の顔写真が少ないし、もう少し犯人の心理が知りたかったし、動機がわかり辛い事件もあるので、すべての事件や犯人像を同じ詳しさにしてほしかったですが、思ったよりは簡潔すぎではなく、凶悪事件の凶悪さは一応伝わってくるし、１８５件の事件で読み応えがあったので、一応は満足です。あと、ページの端にその年に起きた出来事が載っています。少し小さい漫画雑誌のようなカバーなしの本です。