マンガの「超」リアリズム
紙屋 高雪 / 本
マンガの「超」リアリズム epubダウンロード - 紙屋 高雪によるマンガの「超」リアリズムは花伝社 (2018/4/19)によって公開されました。 これには224ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、1人の読者から4の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
マンガの「超」リアリズム の詳細
この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、マンガの「超」リアリズムの詳細を以下に示しますので、参考にしてください。
タイトル
マンガの「超」リアリズム
作者
紙屋 高雪
ISBN-10
4763408526
発売日
2018/4/19
カテゴリー
本
ファイル名
ファイルサイズ
22.64 (現在のサーバー速度は26.2 Mbpsです
マンガの「超」リアリズム epubダウンロード - 内容紹介 人は、なぜマンガを読むのか? 子どもは、なぜマンガに夢中になるのか? 人気マンガからシャカイが見えてくる! 描き込まれた「欲望や本音」との上手な付き合い方○主な目次 1 大人と幼児が同時に楽しめるマンガはあるか? 2 いわさきちひろはどう批判されたか 3 「ダメ人間マンガ」はなぜ増えているのか? 4 「スポ根」マンガは死んだのか? 5 「ヤンキーマンガ」と「an・an」の接点は? 6 「気持ち悪い」「グロイ」という『はだしのゲン』の読み方の強さ 7 『ONE PIECE』はなぜつまらないのか 8 エロマンガは規制されるべきか? 9 少女マンガはエロマンガよりも「有害」か 10 なぜ女性向けエロマンガで強姦シーンがあるのか? 11 『このマンガがすごい! 2015 』第1位のマンガを読む 12 「マンガ家になりたい」という子どもを待ち受けているもの 13 戦争を楽しむマンガと戦争の悲惨さを描くマンガはどこが違うのか(上) 14 戦争を楽しむマンガと戦争の悲惨さを描くマンガはどこが違うのか(下) 15 鶴見俊輔は『サザエさん』をどう論じたか 16 その美少女の中身はおっさん、もしくはオタク男子である 17 『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』は「道徳教材」たるか 18 『この世界の片隅に』は「反戦マンガ」か 19 『この世界の片隅に』みたいに戦争を描かないとダメなのか? 20 東堂太郎のように一人でモノを言おう 出版社からのコメント エロマンガ、戦争マンガ、スポーツマンガ、 ヤンキーマンガ、少女・少年マンガ…… ――人気マンガをどう読むか? 商品の説明をすべて表示する
カテゴリー: 本
マンガの「超」リアリズムを読んだ後、読者のコメントの下に見つけるでしょう。 参考までにご検討ください。
著者:紙屋 高雪(かみやこうせつ)の本は2度目である。以前、著者の「町内会」に関する本を読んだ。誰もが内心うすうす(あるいはたいへん自覚的に)ヘン(変)に感じてはいるものの、「長いものには巻かれろ」的に受け入れている「町内会」というコミュニティーの(特に、強制加入を当然とするかのような、その)あり方に疑問を表明し論じているのをたいへん好意的に受け止めた。その論議も妥当と感じた。本書を読み始めて少しして、「アレッ、この人物はもしかして・・」と思い、『どこまでやるか、町内会(ポプラ新書)』を確かめたら、同一著者であった。本書もある意味、「町内会」の本と似ている。中身が似ているというのではなく、モンダイの着眼点とその論じ方においてだ。誰もが生活する中で、当然であるかのように受け入れ(させられ)ているモノの見方に、疑義を呈して、著者なりの公正な見方を示していくその方法においてである。本書で著者は「ヤンキーマンガ」「エロマンガ」「戦争マンガ」など、世間で良識あるとされる人々から排斥されている(少なくとも、公共図書館では配架されない)マンガを、すべて擁護するというわけではないが、ヤミクモに排斥するのはいかがなものかという態度を示す。そして、その論議の道筋は決してハズレテはいない。著者『まえがき』によれば・・「絵本はいいのに、マンガはだめ」という見方が教育現場にはある。そのようなマンガを取り巻く環境にあって、本書で伝えたかったのは〈①マンガがワクワクするような正義や理想を描くこともある〉という事実を知って欲しい〈②マンガのリアルさと、「正しさ」が対立するとき〉どう向き合えばいいのか〈③なぜエロマンガが「楽しい」のか考える〉そのスリリングな試みを見て欲しいという3点。その点でさらに、〈マンガの研究書や専門的な批評では、こうした問題はたくさんの蓄積がありますが、一般の人には馴染みがないものでしょう。本書がその橋渡し、入り口になればいいなという思いも込めました〉と記されている。〈本書は民主教育研究所「人間と教育」誌での2012年から2017年までの連載「マンガばっかり読んでちゃいけません!」をまとめ、加筆、補正したもの」。さらに、『ユリイカ詩と批評』、『星灯』に掲載したものだそうである。評者はマンガをほとんど読まないし、読んでもこなかった。本書をとおして「いまのマンガはこんなふうになってるんだ」と知ることができた。ある意味、活字による書籍・雑誌以上に、現在・現代の生活と密着した、いわば地続きのたいへんリアルな世界を描いているのだと感じてもいる。本書は、マンガを論じてたいへんオモシロイ。マンガにこれまで縁のなかった方ほど、得るものは大きいように思う。
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