肖像写真―時代のまなざし (岩波新書)
多木 浩二 / 本
肖像写真―時代のまなざし (岩波新書)本pdfダウンロード - 多木 浩二による肖像写真―時代のまなざし (岩波新書)は岩波書店 (2007/7/20)によって公開されました。 これには307ページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、4人の読者から3.9の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。
肖像写真―時代のまなざし (岩波新書) の詳細
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タイトル
肖像写真―時代のまなざし (岩波新書)
作者
多木 浩二
ISBN-10
4004310865
発売日
2007/7/20
カテゴリー
本
ファイルサイズ
21.45 (現在のサーバー速度は29.57 Mbpsです
肖像写真―時代のまなざし (岩波新書)本pdfダウンロード - 内容(「BOOK」データベースより) 肖像写真を撮るまなざしの変遷から歴史が見えてくる。ブルジョワ知識人を撮った一九世紀のナダール。さまざまな職業の人間を撮って二〇世紀の全体像を描こうとしたザンダー。被写体にパフォーマンスさせた現代写真家アヴェドン。彼らの肖像写真からは、記述された歴史ではうかがい知ることがなかった人間の変容が浮かび上がる。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 多木/浩二 1928年神戸に生まれる。東京大学文学部美学美術史学科卒業。現在、評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カテゴリー: 本
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本書は、19世紀後半から現在までを50年刻みの三期で捉え、それをナダール、ザンダー、リチャード・アヴェドンという三人の写真家の作品の「差異」を通じて、「記述された歴史とは違う歴史」を浮かび上がらせようと試みた一冊です。したがって、作者はそれぞれの作品の細部に目を凝らすことによって、その向こうの撮影者の視線を読み取ろう、読み解こうと試みます。いわく、各章の表題にある「ブルジョワの理想」であり、「二十世紀の全体像」です。しかし、つまるところ、「写真は言葉にはならない視覚的な直感を与え」、「提示するだけである。判断はしないのである。」(P124〜125)とする作者は、読者である我々にそれぞれの作品が喚起するイメージ、呼び起こす感興に身を任せ、享受することをのみ促しているようにも思えました。こういった分野にはまったくの門外漢の僕が支障を感じさせられる専門用語など使われることなく、あとがきにもあるように素人を対象にした講演会でも聞いているような気安さがあって、含蓄に比してとても読みやすい作品だと思います。
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